【小説】[26:変わったな](東方二次創作)

神の風をふかしにきたぜ! #この世に一人の俺と君 小説
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久々に会った小傘は、なんだかイメージが違った。
中学校では冷静且つ優しい美少女のような感じなのだが...
...今会ってみるとなんだか...
...雰囲気がおっとりしているというかなんというか。
優しい雰囲気が強くなっていて、冷静っぽさはなくなっていた。
おっとりと、マイペースな優しい美少女。
美少女を抜かないのはまじでかわいい子だと思うから。そこは否定しない。
俺と小傘は立ち上がり、軽く言葉を交える。
「小傘...元気だった?」
「はい。元気してましたよ」
「...なんだかお前...」
「...?...どうしました?」
「...変わったな。なんか」
「あ~...よく言われるんですよ。優しい雰囲気が強くなったって」
「...何かあったのか?」
「いえ、別にそんなことないですけど」
「...そうか...」
それから、俺は気になっていたことを聞く。
「...お前、俺と同じ高校か?」
「そうですよ?」
「即答かよ...」
「だって先輩去年、『学校は私服の高校がいい』って言ってましたもん
それに私服登校できる高校このあたりであそこしかないですし!」
「追いかけてきたっていうのか?」
「はい!」
「...え?なんで?」
「だって私先輩以外仲いい人いませんし、高校に行っても友達出来る気しないので!」
「...そっか...」
俺は苦笑いを浮かべる。
なんでわざわざ俺の発言覚えてまで追いかけてきた理由が理解できない。
別に自由だと思うが...追いかけられた側からしたら少し恐怖を感じる
まぁ...それくらい俺のことを仲いいと思ってくれていたと思うことにするか。
「というか先輩。久々にゲームセンターとかで一緒に遊びましょうよ!せっかく再会したんですから!」
「う~ん...まぁ...今日は予定開いてるしいいけど...」
「じゃあ行きましょう!ほら!」
「え?ちょ!急すぎるって!」
小傘は俺の手を引っ張って走り出す。
俺はそれに反抗する気力もなく、ただただ引っ張られ続けた。


※ ※ ※ ※ ※


「誰...あの子...見たところうちの生徒っぽいけど...」
私は初日でできた新しい女の子の友達を家に送った後、繁華街を歩いていた。
すると...”彼”が誰かと喋っていた。
一体あの子は誰なのか...見た感じ初対面ではなかったから彼の旧友的な立ち位置だろうか。
...誰だろう。本当に。
私は彼女が彼の手を引っ張ってどこかに向かうのを見て、ふと考えてしまう。
彼女”も”、彼のことが好きなのだろうか。

神風はやと@ゆ茶劇制作中


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