【掛け合い】皇帝からのおもてなし

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皇帝
部下(皇帝とは異性。同性でも良きです)

部下「陛下に拝謁いたします」(はいえつ)

皇帝「立つがいい。…始末したか？」

部下「…申し訳ございません。陛下のご期待に添えませんでした」

皇帝「なっ！朕の期待に添えなかっただと？！そなたは朕のお気に入りだと、それゆえ、そなたに任せたというのに！」

部下「陛下、お許しください！」

皇帝「罰を与えねばならぬ」(部下の元に歩み寄り、頬に手を添えて)

部下「っ！へ、陛下、な、何を…」

皇帝「朕の妻になれ」

部下「……へ、陛下？今、何と…」

皇帝「二度も言わせるのか？」

部下「い、いえ…。私のような者が陛下の妻になど…恐れ多いです…」

皇帝「そうか。朕を拒むのなら、そなたに待つのは死、のみであるぞ」

部下「で、ですが…私は卑しい女子(いやしいおなご)です。それに…」

皇帝「…そなたには、病の母と兄弟がいるなぁ。そなたが朕を拒むのであれば仕方あるまい。丁重にもてなすのみ」

部下「っ！へ、陛下、母たちをどうするおつもりですか？！」

皇帝「今、秘密の部屋に閉じ込めている。そなたが返事をせねば…どうなることか」

部下「…っ、陛下、ご命令に従います」

皇帝「ふふ。流石は朕のお気に入りだ。そうと決まれば準備が必要だな」

部下「陛下、母たちをお返しくださいますか？」

皇帝「当然だろう？それに、最初から殺すつもりは無かった」

部下「え…陛下、どういうことで？」

皇帝「そなたを手に入れるための材料とでも言うべきか。安心せよ、手厚く持てなしておる」

部下「そ、それは…恐れ多い事です。陛下、私のような者のために…」

皇帝「そなたは朕のものだ。朕がそなたを守る」

部下「ありがたき幸せです、陛下」

皇帝「もしも朕を裏切った時は…分かっているな？」

部下「……はい、ご安心ください。陛下を裏切るような真似は致しません」

皇帝「ならばよい。では迎えに行くとするか。ほら、行くぞ」

部下「はい、陛下」