2話『みんなの日常』

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最高ランク : 6 , 更新： 2023/12/24 5:16:05

藍玉と輝石、紅玉で幸福を___

「そういえば、」

深夜12時、いつも通り私は仁くんとディスコードで通話をしていた

この後どの道寝落ちして…明日、起きるのが遅くなって、遅れかける。

そんな事もいつもと変わりない日常

「どしたの？」

「仁くん文化祭来るんだっけ？」

「そうだね。別の学校も同じ日に文化祭があるからそっちにも行ってから行こうと思ってる」

「藍斗くんにも会うの〜？」

「あ〜…迷ってる。塾外で会うの本来はダメだしね」

「あ、そうなんだ、」

(にしては迷い無く自分の体育祭来たよな…)

「あれ、でも体育祭で話してなかった？」

「確かに、ならいっか。」

「軽っww」

「まあバレなきゃ良い話だよ」

「それはそうね〜」

仁くんと話す時はあまり気を使わなくても良いし、気が楽だ。

…仁くんが優しいからあとでこう言えばよかったなんて滅多に思わないしね

去年はこんなこと考えられなかったけど…面白いものだなぁ…

「文化祭で何やるの？」

「えっと、クラスではーーー、」

こんな他愛もない話をする、そんなことができる日常が続くといいな

ーーー

「あ、やっほ〜藍斗くん」

「お疲れ、」

いつものように生徒会室に行くと、同じく生徒会役員のひすいが既にいた

あとは先輩方が数名

(いつものメンツだな…)

「あ、テストどうだった？」

「普通に悪いよ…」

「あ〜な、」

「藍斗くんは？」

「全教科の平均が70より上」

「高っ…」

「ひすいは要領いいんだからもう少し勉強しろよ」

「そうなんだけどね…気力が」

「じゃあ、勉強会でもするか。中学時代の友達とかも呼んで」

「良いね！それ！！」

目を輝かせて食いつくひすい。

(高校生になっても変わんないなぁ…w)

こんな些細な日常が、今は凄く楽しいからそれで良い、

ーーー

「はぁ…」

「塾バイトダルい…。」
ただ、今後1人暮らしを始めるには必要ことだし…、サボったらサボったで次回行きにくい。

(あと数十万貯金しないといけないから、頑張らないとな…)

そんな事を考えながら歩いて塾まで向かう。

「お疲れ様です」

「あ、神崎先生お疲れ様です」

塾に入ってすぐに声をかけてくれたのは塾長
ちなみに神崎というのは自分の名前。
神崎仁というのが自分の本名だ

「今日は1人お休みになるので、6限は海野くんだけでお願いします。」

「分かりました」

塾長にそう返事をして、講師が準備をするブースに向かう。
そこまで広くはない部屋に、高校から使っているスクールバックを置き、
塾の名札をつける。

「…よし、これで大丈夫か」

「あ、神崎先生こんにちは」

ブースを出ると、海野くん…こと藍斗に声を掛けられた

「こんにちは、最近どう？」

「テストはいつも通りって感じでした」

「安定だね…藍斗はあの学校で結構上の方いるしな〜」

「どこかの誰かとは大違い」

「あ、ひすいですか？」

「聞いた？」

「聞きました、赤点ギリギリで結構危ういって。」

そうそう、「藍斗は心配ないけどひすいはね〜…」

「…っw」

「急に笑ってどうした、？」

「なんか…最近口を開けばひすいの話ばっかですね…wひすいも仁さんの話ばかりですけどw」

「確かに、結構話してるし…」

「なんか、兄妹みたいですね」

「ひすいが妹か〜もはや保護者って言われてるしな…w」

「そうですねw俺も結構言われます」

「面倒見たくなるよね、なんか」

「長女でも妹属性あるのかも知れませんねw」

「ありそうw」

ひすいが最近よく絡んでくるから、その事をよく話すようになった気がする。

…自分としては、楽しいから良いんだけど

「じゃあ、勉強しよっか」

「ですね。」

変わりない日常。

そんな日常も少しずつ、変わっていく…。

ーーー

小説パート第2弾は楽し気な日常

…良いね、楽しそう。

ちなみに…結構実話が多いよw

(ひすいの成績とか仁くんが藍斗くんにひすいのことばっかり喋ったりとか)

さて、次回からシリアスになる小説編。

ただただ幸せに過ごしたいだけの3人は、進んでいけるのか…？

お楽しみに〜！

*.○。・.: * .幸福と自由を願って…