【番外編】クリスマスにて…

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最高ランク : 13 , 更新： 2023/12/24 6:59:01

藍玉と輝石、紅玉で幸福を___

「お疲れ様でした！」

「クリスマスなのにありがとうね、」

「いえ、大丈夫です」

「お疲れ〜、気をつけてね」

「はい、お疲れ様でした」

12月25日、私は午後2時くらいまでバイトをしていた。
たまたまシフトがそこに入ってたから、ぼっちは避けれたし丁度よかった…

(さて、このあとは親に頼まれたケーキを取りに行ってから帰らないと)

そんな事を考えながら、駅前へ向かう

「あ〜…」

恋人連れとか友達といる人とか多いな…

まあ、こんな性格の私には一生無縁か。

「あれ、ひすい？」

「…！仁くん、久しぶり〜！」

1人でトボトボ歩いてたら仁くんに声を掛けられた。

丁度バイト後なのだろう、いつもの見慣れた服装だ

「今日塾のバイトにしては上がるの早いね？」

「日曜だし、普通の勉強会」

なるほど、お疲れ様」

「ひすいは？」

「バイト後、これからお昼食べよっかな…って。」

もう2時過ぎてるけどね

「あ、ひすいもバイトだったんだ、お疲れ。」

「…良かったら一緒にご飯食べる？」

「え、良いの？」

「この前問題解決してくれたお礼って事で、あんまり高くなければ奢るよ」

「やった、じゃあお言葉に甘えて…つけ麺食べたい」

「つけ麺…ってこの前自分が食べたいって言ってたお店？」

ただでさえ好きなのに、あんなこと言われたら食べたくなったんだよね…

「そう、あんなこと言われてから2人で食べたいな〜って思ってたんだよね」

「じゃあそうしよっか、自分も食べてみたかったから丁度いいや」

「ありがと〜」

行き先も決まり、私達はお店へ向かう

「あ、そういえばバイトってどこでやってるの？」

「飲食店、唐揚げ屋さんだよ」

「へぇ…今度行ってみよっかな」

「地図送っとくわ、来て欲しいし。」

「おぉ、ありがと」

「ついでにシフト送っとくわ…てか今度持って行こうか？」

「いや持ってくるのは流石に良いよ。」

「だよね〜笑」

「まあでも、値段の割に量は多いから結構おすすめ」

「へぇ…」

「いつか一緒に行きたいな〜」

「それは自分が塾辞めてからかな」

「そうだね」

話しながら移動していたらすぐにお店に着いた

そのままお店に入り、何を食べるか選んで

ささっと注文してしまった

「美味しそ…」

「だね、てかクリスマスなのによかったの？」

自分以外に誰か一緒に過ごしたいと思ってる人がいたんじゃ…？

そう言いたげな仁くん。

「…恋人居なくはないけど、恋人なのかも分からないし。」

「その子、どっちかと言うと友達だしね」

「…いや、そういう意味じゃなくて、」

「そもそも誰かと過ごしたい人がバイトのシフト入れると思う？」

「確かに。ってそれ自分にも当てはまるな…」

「まあ、良いじゃん！」

「こうして結果的には過ごしたい人と居れるわけだし」

そう言うと沈黙が流れた。

あ…言い回し的に誤解を生みかねないな、今の。

「…どういう意味？」

「恋愛とかそういうのじゃないよw『親友』より仲良い関係性の人と過ごせて嬉しいな、って。」

「なるほど。」

「…ま、クリぼっちはこうして回避もいいでしょ」

「そうだね」

そんな感じで仁くんと話しながら楽しく過ごせたクリスマスだった

…そんな、今後どんどんシリアスになっていくお話の、未来の番外編。

ーーー

今回のお話はクリスマスに恋人もいない家族と過ごすぼっちの2人のお話。

番外編ということで…

本編より大分先の話を書いてますw

いや〜本編2話、あれ9月だよ？

この話12月だから3ヶ月後っていうね。

今日のクリスマスではなく、2人ともバイトのシフトは明日だから明日こうは…ならないね

(終わる時間が違うし…。)

まあそんな感じで、ULOGクリスマスの小説でした！

本編次回話はひすいと藍斗の文化祭編。

準備を始めてもうすぐ文化祭

そんな中ひすいに問題が起こり始める…

本編もお楽しみに！