小説じゃないよぉ～(⊙ω<)てへぺろ☆

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更新： 2017/05/01 21:05:47

昔一人の女の子が施設に居た頃、とても大好きな歌があった。それは『一人の小さな手』

毎日ではないけれど、聞かせてくれる人がとても優しく、暖かく子供達を包んでくれた。

その歌は不思議と子供達を安らぎへと誘うかのように心地よかった。

あの頃…………

大人になった女の子は毎日毎日仕事に明け暮れ、そんな事も忘れ日々を過ごしていった。

疲れて帰ってきたその日……
テレビを付けると懐かしいあのメロディーが聞こえてきたのです。

ひとりの小さな手何もできないけど
それでもみんなの手とあわせれば
何かできる何かできる
ひとりの小さな目何も見えないけど
それでもみんなの瞳でみつめれば
何か見える何か見える

ひとりの小さな声何も言えないけど
それでもみんなの声が集まれば
何か言える何か言える

ひとりで歩く道遠くてつらいけど
それでもみんなのあしぶみ響かせば
楽しくなる長い道も

ひとりの人間はとても弱いけど
それでもみんなが集まれば
強くなれる強くなれる

女の子の目から涙が………

あの頃を思い出し、歌詞を一つ一つ確認しながら涙を流した。初めて歌詞の意味を理解した瞬間でもあった。

心に響くその歌詞は女の子を優しく、暖かく包んだのだ。

そう……あの頃の様に………