【小説】[19:最凶、約束、呪縛](東方二次創作)
神の風をふかしにきたぜ! 小説 #この世に一人の俺と君最高ランク : 4 , 更新: 2022/09/14 5:02:21
「...人の夢を笑うな?笑えて来るわね...こいつらはもう人でもないっていうのに」
「人だっつってんだよ!」
俺は女に向かって走り出す。
そのままその場から飛び上がり、上空からの踵落としを試みる。
それを女は横に避けると
「遅い」
そういって俺を横から蹴り飛ばす。
何とか手で防いだがそれでもかなり吹っ飛ばされる。
強すぎる。この女は。
「...お前のその強さはなんだよ。まじで」
「私のこの強さ?さぁ?わかんないわよ。ただクソみたいな力をもつ奴に復讐するために自分を鍛えまくった結果かしらね?」
「...復讐だと?」
「そう、復讐。私の幼馴染を殺し最低最悪最悪のクソ野郎に。まぁもう復讐は済んだのだけど...力をもつ奴は結局化け物。だから死んでもらうだけ」
「...お前、”力をもつ者”を何人殺した?」
俺は、あいつの話を聞いて気になった。
こいつは...一人二人じゃない。何人も死なせている気がした。
見た目でも、言動でもわからない。
だが俺のような...同じくたくさんの人を自分で死なせてしまった人間には、匂いに近いものが感じ取れる。
「さぁ?復讐したクソ野郎に...あと数十人は殺したかしら?でもいいでしょう?どうせ誰も悲しまないのだから」
「ふざけるな!」
俺は叫んだ。
「その力をもつ人間にも...家族がいるんだ!友達がいるんだ!
そんなのも知らないで...誰も悲しまない?
ふざけるんじゃねぇ!お前は...一発ぶん殴んないと気が済まねぇ!」
「でもどうするの?あなたと私の力じゃ天と地ほどの差があるでしょ?
力でも、速さでも。あなたは私に劣ってる」
「うるせぇよ」
俺は男の一人が持っていた鉄パイプを男の手から奪い取る。
そのまま俺は一歩一歩と歩を進め...
「絶対にやらなきゃいけない時ってものは存在するんだ。...お前がそのクソ野郎とやらに復讐するときのようにな」
俺はそのまま女に鉄パイプをぶん投げる。女は鉄パイプを避ける。その一瞬のすきに。
「...!?」
女の顔に隠し玉である小麦粉の塊を投げつけた。
目くらましができている間に
俺は女に一発蹴りを入れた。
「...チッ」
「ぐっ!?」
だがそれも一瞬。女は舌打ちをすると俺に何度も殴りを入れてきた。
数十メートル吹っ飛び、地面を転がる。
痛みに悶絶し、声が出てこなかった。
「...もう終わりね。今度こそ」
「待てよ...」
俺は立ち上がる。
このままいかせてしまったら、きっとさとりさんはこの女に...想像したくもない何かをされるだろう。
それだけは、止めないといけない。
一発入れるだけじゃだめだ、精々気絶あたりまでもっていかなければ。
「しつこいわねぇ...そろそろあんたも落ちてくれない?」
女は俺に向かって一気に距離を詰めてくる。
俺はそんな中息を整え。
「悪ぃな裕也...約束破るわ」
俺はそう、呟いた。
その、刹那だった。
「い”っ!?」
女の苦しそうな声が聞こえる。
俺はその女を通り過ぎており、女はその場に倒れこんでいた。
「...これが俺の”呪縛”。俺の”力”だ」
「...え?」
「...はぁ?噓でしょ...ッ!?」
さとりのぽかんとした声。
女の苦しそうな声が聞こえてきた。
これが最後の...俺の隠し事だった
そっちも力持ってるタイプ!?!?
え、じゃあなんでいじめを……え?
でも狂夜さんはいじめられてない……。
——ゑ?
テクノ
2022/09/14 5:02:39 違反報告 リンク
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