最高の一日にしようね

映画
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東京の映画館でスターリングラード(1993)の再上映見てきた‼️‼️‼️‼️
もう最高でした。映画は映画館で観た時に最高のパフォーマンスを発揮するようにできてるんだなって再確認した!

まず音がめちゃくちゃ良い、BGMが冒頭のイタリアのテーマを除いて全体的に荘厳に響いてくる感じだから劇場音響との相性がすごく良かったし、爆発や発砲の音も迫力があった。最初の市街戦や戦車戦とか何回も見てるはずなのにまるで別の映画みたいに感じたしスターリングラードってこの雰囲気計算し尽くされて出してる映画なんだな……って思えた。正直こう何度も見てると戦車戦後の移動のシーンとかエンドロールとかの長いカットに飽きが出てきちゃうんですが、あの妙な雰囲気の良さとBGMに浸れたお陰で今回に限っては全然そんなこと思わなかった。映画館はやっぱり強制的に映画世界観の中に引きずり込んでくれるので良い。
映像はリマスターかレストアかわからんけどとにかく画質向上版の方を使ってくれてたのでしっかりきれいでした。
キャラクターの声もあの音圧で聞けてよかったね。自分は耳があまり良くないので聞き分けが大の苦手なんですが、前提知識があるとはいえだいぶ上手く聞き分けられた気がする……皆さん演技が上手いですよねやっぱ。演技と言えば市民銃殺のシーンでロロがずっと目を逸らしてるのとかオットーが静かに目を瞑ったりしてるとかミュラーくんがギュッと目を閉じてるとか(以下略)の目の演技が好きなんだけど画面がでっかいと特に意識しなくてもそういうのに気づけてワーッとなるなあ。細部までキャラクター描写が卓越してて見る度にそれに気づけて、だからこそ救いようのないラストがいつまでも強調されるっていうどうしようもない作りをしている、好きだ……

こないだ劇中音楽を調べてSpotifyでスターリングラード(1993)のプレイリストを作成したんですけど、それから昨日まで本編通ししてなかったから見てて「あっこれはここの曲かぁ!!」って進研ゼミのガキみたいな気持ちになってた。元々音楽のフレーズを覚えるのが苦手なのでそうでもしないと覚えられないんじゃ……
ボロッボロの駐屯地で兵士がかけてるのが賛美歌っていうのが切ないなぁ。
オットーがニコニコで聞いてた女性ボーカルの曲、歌詞翻訳してみたら去った恋人を枯れた花に重ねて失恋を嘆く歌でウケた。おめームスクと自分のことに重ねて聞いてる!?いや二度と帰れないシャバと自分とで重ねてるんでしょ……

画像は上映館の新文芸坐様が用意してくれたポスター展示なのですが、日本公開当時のやつが左二つかな?見たことないキャッチコピーが色々書かれていてよかったです。
赤いポスターは見たことあるんだけど下の色んなカットが入ってるところにサラッとオフショットの存在しないシーンを混ぜていてウケるなと思う(潰れてて見えるかわかんないけど、4人の兵士が仲良く肩組んでるやつ)やっぱり日常系じゃないか……
90年代日本のアオリ文句は独特な勢いあっていいですよね。心を平成に置いてきてるのでわりと好きだったりする。
右二つは普通にWebとかでよく見るやつだった。上の方がたしか公開20周年の時に英語圏(かどうかわからんが 文字が英語なので……)で販売された記念エディションのパッケージだったような?なんかこれだけ全然違う映画みたいなデザインだよね……スタグラのタイトルは本国のゴシックっぽいフォントと日本の泥臭い感じの手書きロゴが好き。
現実でスターリングラードのモノを見る機会が全然なかったので感動したよ……( т т )けど周りに人いっぱいいたからちょっと写真撮ってすぐ退散しちゃった💦
新文芸坐は初めて行ったんですけど!スクリーンの周りに緞帳があって映像が映画本編に切り替わる時に閉じたり開いたりするっていう演出が自分にとって親しみがないものだったからドキドキしました。箱も広くてよかったし、最初だから行くまでにちょっと迷ったけど一度行けたので今度は大丈夫だと思います。もしまた好きな映画リバイバルしてくれたら行きたいなー


その他の感想

・欲望(Blow up)を3分の2くらい見た
イタリア人の監督がイギリスで撮った不条理系映画らしい。映画学の要素がある授業取ると絶対出てくるけど見たことはなかったのでへーって思いながら見てた。途中までしか見てないのはおもんなくてブッチしたとかではなく授業で見ていて時間内に見終わらなかったためです……
話がこれから動き出しそうってところで止めたのでストーリーに関してはなんも言えないけど、主人公がカメラマンなだけあって画が一々綺麗だなと思いました。主人公無気力系の変人だけどカメラ持ってる時だけ目の色が変わるっていう演技が凄いな……。イギリスの街並みって(申し訳ないが)かなり退廃的なムードが漂ってると思うんだけど、その分小綺麗なスタジオのシーンとかの現世と隔絶された異世界感がやばい。残りの部分見るのが楽しみ。

・七つの会議を見た
これも授業視聴です。邦画はあんま好んで見ないんですが個人的には刺さりました。よかったです。私は半沢直樹を一話も見たことが無いので純粋に単発リーマンもの映画として見たけど半沢直樹知ってるとよりおもろいらしいですね、これ……
パワハラとサビ残が蔓延してるこの世の終わりみたいな企業があるんですけど、社員の中でも怠惰で浮いているがなぜか部長からは咎められない八角という男が、直属の上司の坂戸をパワハラで訴えたのを境に彼の周囲の人事が奇妙な方向に動き出していく……みたいな感じの話です。
閉鎖的な組織の中にいるうちに外部の善悪よりも組織における上下関係や価値観が優位になることへの警鐘を鳴らしている映画だったんだと思うんですけど、そういう真面目な感想は授業課題の方で書いたのでさておき、最初は憎らしかったキャラクターが話が進むにつれそういうカスの企業体質で壊れちゃった哀しみの面が出てきて魅力になっていくっていう作りが上手かったな。最初は坂戸ーッ!!(怒)だったけど最後は坂戸……!!(愛)になっていた。お前らもそうなると思う。坂戸がいちばんかわいい。行き過ぎた縦社会って軍隊に似てると思うんだけどそのせいで途中からスターリングラードのオフィスパロのこと考えてた。
終盤の八角と部長の北川の会話シーンがマジで……良い……二人のすれ違いの過去とその間の心境が全部明らかにされた上でのあれはちょっとダメや。あのシーン見るためだけでも2時間費やす価値があります。私はああいうのに弱いんだろうな。
あと役名忘れたんだけど及〇光〇がストレスで嘔吐するシーンが2度もあったこともよかったです。

・スターリングラード(2001)を見た
Enemy at the gatesことジュード・ロウの方です。
女の生ケツが出てくるシーンがあるという事前情報しか持ってなかったのですごい舐めてかかってたんですけど、冒頭からアクセル全開の赤軍による赤軍虐待が繰り広げられて唖然としました。これロシア側視点の映画じゃないの!?って思ったけどよく考えたら西側の映画だったので当然でした。赤軍虐待、気合い入ってたな……ということで突撃してるシーンや狙撃戦やってるシーンはかなり大満足でした。相対的にドイツ軍がつよそうに描かれてるシーンが多かったのがまじウケ。でもラストの捕虜と化した冬季装備ドイツ兵とか途中の通信隊の扱いとかはかなり萌えた。
ラブシーンはな……シチュとしては萌えたんだけど……い、いらない……(正直) 近くの仲間普通に戦っとるやん!って時にイチャイチャしてるシーンはガチで要らなかったよ……あとヒロイン生き残る必要ある!?最後の狙撃戦さ、2人とも愛する人も祖国への忠誠も何もかも失ってしまってもう最後に残った意地と身一つで対峙するしかないってシチュエーションだからこそうおおお激アツってなったので、ヒロイン実は生きてましたってなったら拍子抜けじゃないですか!ねえ!?無闇に殺せばいいって訳じゃないがそういう所はちゃんと殺せよ……作劇として……(史実ベースの話だからしゃーなかったのかな) 市民のガキがガチで死んでいたので完全に信頼してました……その辺……
なので主人公のヴァシリとヒロインのターニャにはあんま感情移入できなかったんだけど、英雄としてのヴァシリを見出した政治将校のダニロフくんとヴァシリのライバルになるケーニッヒ少佐はよかったですねえ……ダニロフくんは良くも悪くもちっちゃい男なのが良かったし、ケーニッヒは軍人としての冷徹な面と人間としての面を両方持ち合わせつつ割り切っているように見せかけて実はそうでもないのか!?という絶妙な匙加減があって良かった。自分の息子が直近に戦争で死んでるのにスパイのガキを〆ざるを得なかったケーニッヒの心中には計り知れないものがありそうでウーってなる。

あとはスターリングラード(2013)を見ればスターリングラード三部作(三部作ではない)を制覇できるので最強になると思います。早く最強になりたい。あとゴジマイ見たい。


おわり

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